● 第2章 ; 運転者年齢条件について
<1> リスクを反映した年齢による保険料の差
免許取立ての10代の若いドライバーと、そろそろ車の運転にも慣れてきた頃の30代のドライバーとでは、当然事故に合う確率も異なります。
自動車保険の保険料というのは、過去における事故の当事者の年齢別統計をとっていて、それによって保険料が異なる仕組みになっています。
たとえば、その一例としてバイクの保険料を年齢条件別にご紹介します。
《バイクの保険料の一例》
保険約款(保険の種類) ; PAP の場合
対人賠償保険 5000万円
対物賠償保険 100万円
搭乗者傷害保険 100万円

※ 原付は『年齢問わず』と『21歳未満不担保』のみ付帯可能
平成11年 『自動車保険がもっとやすくなる本』より抜粋
上記の表からもわかる通り、運転者年齢条件を付帯することによって若い免許取立てのドライバーが運転しないという限定をつけることによってこんなにも保険料に差が出てくるのです。
たとえば、自動二輪の『年齢問わず担保』と『21歳未満不担保』とでは、免責なしの保険料で比較して22,490円も差が出てくるのです。およそ40%もの差があるのです。年齢問わず担保というのは、つまり免許を持ったドライバーであれば誰が運転していても保険金を支払いますよ、という条件です。それを、21歳未満の人が運転しないと限定するだけで年間の保険料が約40%も違うのです。自動二輪の免許を取得できるのは18歳以降ですから、たった3年間我慢するだけでこれだけリスクが減るということ。
逆にいえば、この保険料は過去の事故の実績等から算出されているわけですから、免許を取っても3年間はじっと我慢して運転を自粛したほうがいいですよ、という警告なのかもしれませんね。
さすがに、30歳にもなって運転に慣れてきたドライバーは事故を起こす確率が低いからか、『年齢問わず担保』と『30歳未満不担保』との差は、保険料額にして33,030円、割合にして約60%も保険料が下がるのです。
これらのことからわかることは、『若いうちは車に乗ってはいけない!!』ということではありません。車を運転して得られる喜びや楽しみというのは自動車ユーザーにとっては何ものにも変えがたいものであり、この時代に自動車なくして日々の便利な生活はありえませんが、一方で運転をすることによって同時に危険も伴うのだということを充分に理解した上で、自分の年齢に合った自動車保険に加入し、自分の年齢と経験に応じたリスクをきちんと把握してカーライフを楽しむことが大切だということです。
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