● 第2章 ; 運転者年齢条件について <2>年齢条件には気をつけよう ひとり暮しで、自分が所有している車を自分ひとりで使用している場合であれば自分の年齢に応じた『年齢条件』を設定すれば良いのですが、たとえば家族がいて自分以外の家族も車を運転するような場合、『年齢条件』を設定するに当っては充分に注意が必要です。 最近の自動車保険の『運転者年齢条件』の基準となる年齢は、21歳・24歳・26歳・27歳・30歳・35歳などです。このように区分された年齢条件で次のような家族がいた場合は、『運転者年齢条件』はどのように設定するのが最適でしょうか?? 上記例の場合、家族の中で最も若いのが息子25歳なので、息子の年齢に合わせて『24歳未満不担保』の年齢条件を付帯するのが最適です。 ここでは、最適な年齢条件ということで考えましたから『24歳未満不担保』 という条件が最適としましたが、息子が対象になる保険ということで考えれば『21歳未満不担保』でもいいですし、『年齢問わず担保』でも構わないでしょう。ただし、その分保険料が高くなってしまいますから、『保険料をできるだけ安くする』という本章の趣旨には反します。 間違って契約者である父の年齢に合わせて『35歳未満不担保』などという契約にしてしまったら、息子はその車を安心して運転することができなくなってしまいます。なぜなら、年齢条件を満たさないことになり、万が一事故が起こっても保険が適用されないということになるからです。 そういう意味で、年齢条件は自動車保険を安くするにはとても有効ではあるがつけ方を一歩間違うとえらいことになってしまうのです。 また『未満』というのはその年齢を含みませんので、24歳の誕生日前日までの人が『24歳未満不担保』の範囲から除かれます。この息子が26歳の誕生日を迎えた日に、初めて年齢条件を『26歳未満不担保』に切り替えて保険料を少しでも安くすることができます。 また、さらに最近では年齢条件の応用で『こども特約』とか『指定日以降変更特約』などという特約が任意付帯できるかたちで販売されている保険会社もあります。 簡単にこれらについてご説明いたします。『こども特約』とは、『運転者年齢条件』のこどものみを対象にした年齢条件のことです。つまり、先ほどの例でいうと『運転者年齢条件』は父母の年齢に合わせて『35歳未満不担保』としておき、子ども用の年齢条件として『こども特約』で『こども24歳未満不担保』とすればよいのです。このような契約方法によって少しでも保険料を下げることができます。 また『指定日以降変更特約』では、もうそろそろ誕生日が来るのでそのときに年齢条件を変更すれば良いが、タイミングよく手続きできるかどうかわからないような場合に役立つ特約です。 上記の例でいうと、息子は現在25歳で4月15日が誕生日ですから『指定日』を4月15日とし、『24歳未満不担保』の契約にしておけば良いのです。 少しややこしいのでイメージを図にしておきます。